会社設立、クリエイターサポートにかける想い

会社作ります。
クリエイターマネージメントを中心として、企業の知的財産管理やアニメ業界でのお手伝いに関して、きちんと会社を設立してやっていきます。

弁理士になって以来、

管理業務は面倒なのでクライアント窓口とかやりたくないと言いながら窓口業務をやり、
経営なんてやりたくないと言いながらパートナーをやり、
独立なんて面倒、絶対しない、と言いながら独立し、
そして今度は、考える事すらなかった起業者になろうとしています。

人生とは時として矛盾に満ち満ちたものです。

思い返せば、
高校時代に「超魔神英雄伝ワタル」の放送開始に歓喜し、その内容、それまでに蓄積された多くの世界観やファンの想いをぶったぎった内容に絶望した頃から「知的財産」というものに興味を持ち始めました。
そして、大学時代に公開された「アトランティス 失われた帝国」をきっかけにナディアのファンとして知財の仕事を目指し始めてから弁理士試験に合格するまで10年弱。

弁理士になるまでは仕事と勉強の毎日(?)でしたが、
試験に合格してからは、「弁理士」という職業のあり方に対して違和感を感じながら自問自答を繰り返してきました。

弁理士試験に合格し、太いクライアントをつかみ、事務所のパートナーに就任する、若しくは独立して代表弁理士になる、または企業の弁理士として出世する
業界には、それが弁理士として当然に歩むべき道であってそれ以外のゴールは無いというような漠然とした雰囲気に満ち満ちています。

その論理で行くと自分は既にゴールしていたのですが、そんな雰囲気にたまらなく違和感を感じていたのです。

その違和感の一番の元は、「クライアント」という立場に立つのが誰なのか?ということ。

「知的財産」の意義は「創る人を守る」という事だと自分は思っています。
人を幸せにする技術を生み出せる人や、人を感動させるコンテンツを作り出せる人、
そういった「創る人」の力になること、それが「知的財産」の専門家としての社会的な役目なのではないかと。

弁理士にとっての主な「クライアント」は言うまでもなく企業ですが、残念ながら多くの企業、少なくとも自分が関わってきた企業の大半はそういった「創る人」が優遇されるような環境ではありませんでした。
逆に、「創る人」を搾取する能力の高い人がどんどんと出世し、「創る人」は不満を抱えながらも生かされず殺されず飼い殺される。そんな状況を目の当たりにしながら、「創る人」を搾取する能力の高い人の言いなりになって特許を書く、そんな毎日にとても疑問を感じていました。

同時に、アニメ業界のクリエイターの待遇問題に関する情報がガンガン入ってきます。
色々なところで言われているところであり、もう改めて書く事ですらないのですが、「創る人が報われない」という状態が最も顕著に現れているのがアニメ業界ですね。

程度の差こそあれ、そういった事態に共通しているのは、
「創る人」は「何が幸せか?」をちゃんと見極めているということです。
搾取されようと、生活が苦しかろうと、「創る」ということを通して、愚痴は出ながらも毎日を幸せに生活している人が大半なように思います。

なので、はっきり言って他人が口や手を出すことでもない、クリエイターをマネージメントするというのは、とてもおこがましい事でもあります。

それでも、
将来に希望が持てない
日々の生活すら不安
という、低すぎるレベルでの不満を抱えていては「創る」ことを続けられない。
そしていつか、不満や不安に押しつぶされ、「創る」ことすらできなくなっていく。
そんな不幸なことはないと思います。

「弁理士」という力は、そういった「創る人」の力になれるんじゃないのか。
これが、クリエイターサポート、クリエイターマネージメントをやろうと思った出発点です。

既に(まだ実績はないものの)アニメ演出家であるヤマトナオミチさんのマネージャーを名乗らせて頂いておりますが、アニメ、漫画、ゲーム等のコンテンツクリエイターに限らず、エンジニア、デザイナー等、「創る人」のマネージメントを幅広く行っていきます。

クリエイターをマネージメントすると言うことの「おこがましさ」を胸に、「創る人」が「もっと創れる」ように、そのようにして創られたモノにより、人々がもっと幸せになるように、お手伝いをしていきたいと思っています。

記事の拡散Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です