営業

独立して1年以上が経ちました。

この1年間、ほとんど「営業」というものをしてきませんでした。
懇親会なんかに出席して名刺交換をさせて頂いたり等はしてましたが、そこまで。
営業と言えるためには、その後メールなりDMなりでフォローして関係を作っていったりするものなのでしょう。
一切なし。

なぜ営業をしてこなかったかというと理由はハッキリしていて、自分が営業を受けるのが嫌いだからなんですね。

その気が無い相手からの営業程ウザいものはない。
事務所時代には投資不動産の営業がとにかく嫌で嫌で、虫の居所が悪いときに電話をかけてきて、しつこい相手には半ギレで説教を始めたものです。
「あんた、そんな風に人から嫌がられる事を仕事にしてて、生きてて楽しいの?」とか。
イライラが極限に達したあかつきには「お前、世の中の寄生虫みたいなもんだから早く死んだ方がいいよ」と言ってやろうとすら思ってたんですが、幸いなことにそのセリフは使わずに済みました。

そんな風に「営業」というものが嫌いな自分として、「営業」をやることにとても抵抗があったわけです。

しかしながら独立してやっていく以上、クライアントを増やしていく必要があるわけで、そのためには「営業」が必要。
なので自分なりの「営業」を模索していたのですが、この度ひとつ思いついたことがありまして、初めて「営業」をしてみます。

で、何を思いついたかというと、「古代史ロマンの普及活動」です。

「はぁ?」

という感じですが、古代史ロマンを普及する傍ら営業をしようと思いついたんだから仕方ない。

私は弥生時代~古墳時代の、日本の建国期の歴史や考古学が大好きです。
が、戦後教育の影響もあって、その時代の事はあまり取り上げられず、興味を持っている人が少ないのがとても残念です。
この日本という国がどうやってできたのか、どうやらそこには凄まじいドラマが隠されているようで、日本各地の遺跡、古墳、神社、その他、地域にまつわる伝承等にはとてもわくわくするドラマが垣間見えてくる、そんな雰囲気に触れるために暇を見つけると各地を訪れて写真を撮ってくるのです。

そんな各地の写真に、一言の伝承を添えたハガキを送れば、ちょっとでも興味を持ってくれるんじゃないかと思いついたんですね。

「それ、営業なの?」

って突っ込みはあろうかと思いますが、ただ単に「仕事ください」ってDMが届くよりも、「日本の古代史、面白いでっせ」っていうハガキが届く方が、受け取った方だって楽しいと思うんですよね。
もはや営業なのかすら怪しいですが、とにかくそんな事を始めます。

今まで名刺交換させて頂いた人の中には、いきなりヘンテコな写真に古臭い言葉が書かれたハガキが届きますが、少しでも日本の古代史に興味を持って頂ければ幸いです。

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