マリオカートSFC

キャラクター知財保護の指針となるか!?マリカー事件知財高裁判決(知財高裁平成30年(ネ)10081、同10091、原審 東京地裁平成29年(ワ)6293)

※アイキャッチ画像引用:SFCスーパーマリオカート 任天堂 1992 本件、キャラクターの知財保護として画期的な判決であるとともに、自分が請けない類のクソ商標出願についても冷や水を浴びせるものになっており、非常に学ぶべきところの多い判決です。 かつて […]

もし自分が弁理士会で綱紀の全権を握ったら何割の弁理士が懲戒処分になるのだろうか、等と考えてみた話

自分はけっこう仕事を断ります。 断るには当然ながら理由があってその理由は様々なのですが、詰まるところは、 自分が綱紀の責任者として独断で弁理士を処分する権限を握ったとして、それをやった弁理士を処分するかどうか です。 コレとか、コレとかの代理人は自分 […]

雑な商標権行使により逆に賠償金を支払うことになるという話

-撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ!-(by ルルーシュ・ランペルージ) 刑事事件の冤罪は掛け値なしに「悪」で絶対に起こってはいけないことだという認識は割と共有されていると思います。 それに対して知的財産権の行使はどうでしょうか。 数多くの […]

小僧寿し事件最高裁判決 ~商標法の理念が顕現した商標事件の古典にして聖典~ ※AFURI騒動に関しても少し

※アイキャッチ画像はフリー素材でイメージです。 弁理士試験の勉強をした者であれば必ず知っている商標法の最重要判例が「小僧寿し事件」です。 この裁判の結論はつまり、 商標権者の利益なんて知ったこっちゃね~よ というものです。 ここで、商標法の法目的を見 […]

ゲームの「ルール(アイデア)/表現」の境目が示された!?米国テトリス事件ーTetris Holding, LLC v. Xio Interactive, Inc.ー

※アイキャッチは判決文より。記事全文はめちゃくちゃ長くなりましたが、半分以上はTetris Holding, LLC v. Xio Interactive, Inc.の原文のベタ訳なので、記事自体は半分以下で終わります。 気になった事を自分なりの言葉 […]

米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その9.反対意見(後編)+総括~

~その1.結論とシラバス~~その2.技術的事項の説明~~その3.著作物の性質~~その4.使用の目的と性質~~その5.使用された部分の量と実質性~~その6.市場への影響&結論~~その7.反対意見(前編)~~その8.反対意見(中編)~の続きです。 長く続 […]

米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その8.反対意見(中編)~

~その1.結論とシラバス~~その2.技術的事項の説明~~その3.著作物の性質~~その4.使用の目的と性質~~その5.使用された部分の量と実質性~~その6.市場への影響&結論~~その7.反対意見(前編)~の続きです。 前回から、判決に添付された反対意見 […]

米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その7.反対意見(前編)~

~その1.結論とシラバス~~その2.技術的事項の説明~~その3.著作物の性質~~その4.使用の目的と性質~~その5.使用された部分の量と実質性~~その6.市場への影響&結論~の続きです。 「グーグルによるJavaSEのコードのコピーはフェアユースであ […]

ゆっくり茶番劇然り、レンタルなんもしない人然り、特許が専門なくせに商標登録について物申す原因は古く、ギコネコ商標のトラウマに端を発するというオハナシ~あるタカラ内定者の苦悩~

レンタルさんの記事の時ほどではなかったのですが、ゆっくり茶番劇の記事も多くの人に読んで頂きまして、誠に有難うございました。今回はレンタルさんのときみたいに503エラー出ませんでしたね。やっぱハテブの効果って凄いな。。。 その後、件の商標権者が色々と言 […]