結論から言えば、自分自身は特許明細書の作成に生成AIは使いません。
今回は、なぜ生成AIによる特許明細書の作成が否なのか、そのアンチテーゼについて語ってみたいと思います。
知財
小僧寿し事件最高裁判決 ~商標法の理念が顕現した商標事件の古典にして聖典~ ※AFURI騒動に関しても少し
※アイキャッチ画像はフリー素材でイメージです。 弁理士試験の勉強をした者であれば必ず知っている商標法の最重要判例が「小僧寿し事件」です。 この裁判の結論はつまり、 商標権者の利益なんて知ったこっちゃね~よ というものです。 ここで、商標法の法目的を見 […]
2022年 主要著作権関連判決一覧
※弁理士向けにしゃべる際の資料として作ったので、全体的に、特に考察に関してはその観点での文章になってます。 <目次>1.令和4(ワ)8410 発信者情報開示請求事件(Youtubr動画、ツイート)2.令和4(ワ)14375 発信者情報開示請求事件(Y […]
ゲームの「ルール(アイデア)/表現」の境目が示された!?米国テトリス事件ーTetris Holding, LLC v. Xio Interactive, Inc.ー
※アイキャッチは判決文より。記事全文はめちゃくちゃ長くなりましたが、半分以上はTetris Holding, LLC v. Xio Interactive, Inc.の原文のベタ訳なので、記事自体は半分以下で終わります。 気になった事を自分なりの言葉 […]
米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その9.反対意見(後編)+総括~
~その1.結論とシラバス~~その2.技術的事項の説明~~その3.著作物の性質~~その4.使用の目的と性質~~その5.使用された部分の量と実質性~~その6.市場への影響&結論~~その7.反対意見(前編)~~その8.反対意見(中編)~の続きです。 長く続 […]
米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その8.反対意見(中編)~
~その1.結論とシラバス~~その2.技術的事項の説明~~その3.著作物の性質~~その4.使用の目的と性質~~その5.使用された部分の量と実質性~~その6.市場への影響&結論~~その7.反対意見(前編)~の続きです。 前回から、判決に添付された反対意見 […]
商標と商号(&オマケでIT関係に関する指定役務の不具合について)
ちと確認しておきたいことがありまして、商標と商号との関係について判例をまじえて書きます。 登記された法人名、社名、すなわち商号が他社の商標権に抵触する場合の法律問題です。 まずは条文 第二十六条 商標権の効力は、次に掲げる商標(他の商標の一部となつて […]
米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その7.反対意見(前編)~
~その1.結論とシラバス~~その2.技術的事項の説明~~その3.著作物の性質~~その4.使用の目的と性質~~その5.使用された部分の量と実質性~~その6.市場への影響&結論~の続きです。 「グーグルによるJavaSEのコードのコピーはフェアユースであ […]
展示会に出展した試作品が不正競争防止法2条1項3号の「商品形態」として守られなかった地裁判決が高裁でひっくり返ったハナシ
(2022/10)地裁段階で記事を書いた裁判が高裁でひっくり返っていたのを忘れていたので更新しました。 ↓まず元の記事 判例全文(東京地裁 平成27年(ワ)2077) この件について興味があって知りたいという人がいたので書いてみます。地裁なんで、ひっ […]
彼の者は如何にしてアンチパテントと呼ばれるに至ったか ~ソフトウェア特許ラジー賞構想~
特許制度はなんのためにあるのか。 技術者、発明者の利益を守るため? 違います。 技術者、発明者の利益を守るのはあくまでも特許法の法目的を達成するための手段、副産物です。 特許法の法目的は「産業の発展」と規定されているわけですが、何をもって産業を発展さ […]