「表現」と「アイデア」の境目とは? ―金魚電話ボックス事件【地裁】―

電話ボックスを水槽に見立てたアート作品の著作権侵害について、地裁判決が高裁でひっくり返って話題になりました。 高裁判決のウェブ公開を待っているのですが中々公開されないのでとりあえず地裁判決について書きます。 事件の経緯 平成12年12月(頃までに)  […]

画面デザインの知財について色々考える ~著作権法における「創作性」と、意匠法における「創作非容易性」に違いはあるのか?~

意匠法が改正されまして、それまでは何らかの「物品」を指定しなければ登録されなかったものが、「画像」という形で登録されるようになりました。 それ以前も「画像」を意匠登録する道筋は存在したんですが、「DVDプレーヤー」みたいな具体的な機器を「物品」として […]

屋外の場所に恒常的に設置されている著作物の複製(46条第4号)についての判断例

 屋外に恒常的に設置された美術品の複製に関する相談案件があったので判例を探してみたところ思いの外見当たらず、割と判例的には定まっていない部分なのかなと思いまして、唯一見つけた事例を検討してみたい次第。 著作権法46条第4号について いきなり引用します […]

キャラクターは著作物ではない、という言葉を都合よく解釈するな。 の巻

※アイキャッチ画像の意味については後ほど。 同人誌違法アップロード事件、とでも呼べばいいでしょうか。令和2(ネ)10018知財高裁判決(原審:平成30(ワ)39343東京地裁)この判決以降、「キャラクターは著作物じゃない!」「同人誌は法的にセーフ!」 […]

【コンバース戦記】#3-終章-知財高裁の陣・その後の世界

これが完結していないことを忘れていました。 序章 第壱章 第弐章 を先に読んでいただければ幸いです。 ということで、東京地裁の陣で敗戦を喫してしまったロイヤル共和国、戦場を地裁高裁に移して反撃を試みます。 特筆するべき戦場(争点)についてそれぞれ内容 […]

写真のイラスト化事件

 絵描き系の事件で興味深いものがありました。  写真素材を有料で販売する原告が、その写真を元に書き起こしたイラストを自費出版物(同人誌)の一部に掲載した被告を複製・翻案権の侵害で訴えましたが、侵害ではないとして退けられました。 原告の写真素材(裁判所 […]

“普通の言葉”が商標登録されてしまう理由と、その権利の有効性

“知財制度の矛盾点や問題点を指摘しつつ、トドのつまり特定の権利や権利者をディスる批判する”といった類の記事を最近書いてない、というかそもそも最近何も書いてないので、年越し前に一つ書いておこうと思いまして。 今年、といっても半年分しか集計できないのです […]

「特許事務所」をボッチでやってみて思った事と事務所パートナー時代に感じてた違和感

独立してから、あと数ヶ月でまる四年になります。 自分の中でちょっと区切りになると感じているタイミングでもある昨今、独立以来、知り合いの力を借りながらも「特許事務所」というものを基本的に一人でやってみて思ったことを書いてみたいと思います。 そもそも「事 […]