別に「アンチ大企業」なつもりはなくて、知財で嫌いな動きをする企業の中に大企業が多いだけで、嫌いな動きをするのであれば中小ベンチャー企業だろうと嫌いです。 で、それを実例と供に話せたらなぁと思っていたんですが、うってつけな訴訟があったので紹介したいと思 […]
審決
「クライアントの利益」という言い訳の有難み ~税関専門委員の経験より~
税関専門委員というのをやらせて頂いております。 詳細はリンク先の通りですが、つまりは税関での輸入差止申立に対して「この輸入差止は受理すべき/すべきでない」という意見を提出する役割です。 一見、通常行っている業務、例えば侵害判定の業務と大差ないようにも […]
“普通の言葉”が商標登録されてしまう理由と、その権利の有効性
“知財制度の矛盾点や問題点を指摘しつつ、トドのつまり特定の権利や権利者をディスる批判する”といった類の記事を最近書いてない、というかそもそも最近何も書いてないので、年越し前に一つ書いておこうと思いまして。 今年、といっても半年分しか集計できないのです […]
ALICE判決以降の米国101条判断に関する一考
「ソフトウエアは特許にならない!?」 そんな極端な風説まで飛び回り米国におけるソフトウエア関連特許の審査に混乱を巻き起こしたAlice Corp. v. CLS Bank International事件(通称:アリス判決,2014年,米国最高裁) 当 […]
商標法50条1項の「通常使用権者」に関する一考
いきなり条文 第五十条 継続して三年以上日本国内において商標権者、専用使用権者又は通常使用権者のいずれもが各指定商品又は指定役務についての登録商標(中略)の使用をしていないときは、何人も、その指定商品又は指定役務に係る商標登録を取り消すことについて […]
PPAPのハナシの続き
さて、「そもそも商標登録なんてされません」という話をした前回に引き続いて書きます。 というか、登録されなければその後のハナシも無いので「もう書かなくていいかな」と思っちゃってたんですが、書くといった以上書かなきゃ運が逃げる気がしたので。 今回の話は、 […]
触れたら負けだと思ってたけど結局我慢できなかったPPAPのハナシ
世間的に話題になった事って言うのは自分が書かなくても誰かが書くと思うので、このブログでは取り上げなくてもいいと思っていました。 適当な記事を見繕って拡散しておこうと思ったんですが、そもそもこの話題自体がショーモナイ話題なのでそれに関する記事を数多く読 […]
プリンタインクのリフィル戦争が商標法にも飛び火しているらしい話 -商標法の射程範囲-
知財の業界で「プリンタインクのリフィル」と言えば、キャノンvsリサイクルアシスト(平成18年(受)第826号)や、セイコーエプソンvsエコリカ(平成18年(ネ)第10077号)等の事件が有名でした。 簡単に説明すると、プリンタ売るだけじゃ儲からないの […]
根拠が無いのに主張されている「言い過ぎ知財」を晒していく
「知的財産とは?」のページでも主張していることですが、知財とは「アイデアを守る」だけが目的ではなくて、「アイデアを開放することにより、これから創る人の利益を守る事」もまた目的です。 「??? どゆこと?」 という疑問に答えるための方便として私がよく使 […]