米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その5.使用された部分の量と実質性~

~その1.結論とシラバス~~その2.技術的事項の説明~~その3.著作物の性質~~その4.使用の目的と性質~の続きです。 フェアユースの判断要素、(1)使用の目的と性質(2)著作物の性質(3)著作物全体に関連して使用される部分の量と実質性(4)著作物の […]

米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その4.使用の目的と性質~

~その1.結論とシラバス~~その2.技術的事項の説明~~その3.著作物の性質~の続きです。 フェアユースの判断要素、(1)使用の目的と性質(2)著作物の性質(3)著作物全体に関連して使用される部分の量と実質性(4)著作物の潜在的な市場または価値に対す […]

「アンチ大企業」的なことを言いがちだけど、この訴訟はさすがにユニクロが気の毒だと思っていたのに、、、という話

別に「アンチ大企業」なつもりはなくて、知財で嫌いな動きをする企業の中に大企業が多いだけで、嫌いな動きをするのであれば中小ベンチャー企業だろうと嫌いです。 で、それを実例と供に話せたらなぁと思っていたんですが、うってつけな訴訟があったので紹介したいと思 […]

米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その3.著作物の性質~

~その1.結論とシラバス~~その2.技術的事項の説明~の続きです。 フェアユースの判断要素、(1)使用の目的と性質(2)著作物の性質(3)著作物全体に関連して使用される部分の量と実質性(4)著作物の潜在的な市場または価値に対する使用の影響についての判 […]

米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その2.技術的事項の説明~

~その1.結論とシラバス~では判決の内容と、その結論にいたる大枠の論理を抽出して説明しました。 趣旨を繰り返しますと、・GoogleによるUIの複製は、あるコンピューティング環境において培われた技能(Java SEのスキル)が他の環境でも役立つように […]

米国最高裁判決、グーグルvオラクル Java訴訟 ~その1.結論とシラバス~

 知財制度とは権利を保護するための制度ではない。むしろ保護されず、人類共通の財産として万人に開放される範囲を画定するための制度である。権利として保護される範囲はその裏返しでしかない。  という趣旨のことを常々言ったりしてます。  そんな知財制度の根幹 […]

「クライアントの利益」という言い訳の有難み ~税関専門委員の経験より~

税関専門委員というのをやらせて頂いております。 詳細はリンク先の通りですが、つまりは税関での輸入差止申立に対して「この輸入差止は受理すべき/すべきでない」という意見を提出する役割です。 一見、通常行っている業務、例えば侵害判定の業務と大差ないようにも […]

商標的使用&商標法26条関係判例アップデート~前編~

先日の騒動では非常に貴重な経験をさせていただきました。結果として503エラーが頻発するという恥ずかしい事態になりまして、今こそということでCDNの14日間お試しを使用した次第。14日以内にもっかいくらいブレイクできるとお試しを使った甲斐が倍増するんで […]

「表現」と「アイデア」の境目とは? ―金魚電話ボックス事件【高裁】、既製品アートと著作権法との闘い―

地裁編の続きです。 Ⅰ.争点1.原告作品には著作物性があると判断Ⅱ.争点2.被告作品は原告作品の複製・翻案に該当すると判断Ⅲ.地裁判決との比較Ⅳ.既製品アートと著作権Ⅴ.これで終わるのか? 高裁では判決がひっくり返り、著作権侵害が認定されました。 Ⅰ […]