※アイキャッチ画像の意味については後ほど。 同人誌違法アップロード事件、とでも呼べばいいでしょうか。令和2(ネ)10018知財高裁判決(原審:平成30(ワ)39343東京地裁)この判決以降、「キャラクターは著作物じゃない!」「同人誌は法的にセーフ!」 […]
判例
鬼滅柄パチモングッズは否だが、集英社の商標登録出願は悪手だと思う。
[商願2020-78058]商標:[画像] /出願人:株式会社集英社 /出願日:2020年6月24日 /区分:9(水泳用耳栓ほか),14(貴金属ほか),16(事務用又は家庭用ののり及び接着剤ほか),18(かばん金具ほか),25(被服ほか),28(遊園 […]
【コンバース戦記】#3-終章-知財高裁の陣・その後の世界
これが完結していないことを忘れていました。 序章 第壱章 第弐章 を先に読んでいただければ幸いです。 ということで、東京地裁の陣で敗戦を喫してしまったロイヤル共和国、戦場を地裁高裁に移して反撃を試みます。 特筆するべき戦場(争点)についてそれぞれ内容 […]
スピードラーニング販促DVD事件
「教材」に関する著作権裁判はチョイチョイ起こりますね。 本件は、かの有名な英会話教材、スピードラーニングに関する事件です。なんですが、教材そのものではなく、教材本編の販促用の映像が対象という点が本件の特徴です。 地裁 平成29(ワ)16958高裁 平 […]
“普通の言葉”が商標登録されてしまう理由と、その権利の有効性
“知財制度の矛盾点や問題点を指摘しつつ、トドのつまり特定の権利や権利者をディスる批判する”といった類の記事を最近書いてない、というかそもそも最近何も書いてないので、年越し前に一つ書いておこうと思いまして。 今年、といっても半年分しか集計できないのです […]
特別法による保護否定と一般不法行為との関係(2019/4/13追記)
「北朝鮮映画事件が既判力を持つことにより、特別法による保護が否定された場合には一般法の保護も絶望的なようだ」という話を聞きました。 1.「特別法」、「一般法」 「一般法」「特別法」というのは、「一般法」がより広い枠組みでのルール、考え方を規定している […]
OGPと著作権とインラインリンクと著作権法 旧47条の6
インターネットが情報拡散における第一の手段となって久しいですが、中でもTwitter等のSNSによる拡散は現在のインターネットを使った情報拡散において最重要かと思います。 そんな中、OGP(Open Graph Protcol)というプロトコルもまた […]
アナログゲームの知財について考える
アナログゲームが大好きです。 カードをめくる瞬間、コマを動かす瞬間、テレビゲームも好きですが、アナログゲームにはテレビゲームには無い良さがありますね。 例えば、スコットランドヤード(カード)(※2023/1/6リンク修正)ババ抜きのババのようなミスタ […]
商標ブローカーが成立してしまう法の隙間(欠陥)と我思う対応策
改正商標法で「商標トロール」の正常化は進むのか? 我が敬愛する福井健作先生がインタビューに答えておられました。 “商標トロール”だったり、”商標ゴロ”だったり、色々な呼ばれ方をしますが、自分は最初に&# […]
「特許の権利範囲は広く」という都市伝説
3月に浜松でソフトウエア関連の特許等の知財実務について喋らせて頂くので、そこで話す内容の整理も兼ねて。 かれこれ15年特許の世界にいると、一般の人にはあまり馴染みのない言葉なのか、それとも誰だって一度くらい聞いたことはあるのか分らなくもなってくるので […]